7月19日の王様のブランチのブックコーナーでは、直木賞と芥川賞が発表されたということで、直木賞受賞した黒川博行さんにその翌日にインタビューをしていました。

一見こわもてで大阪弁なのでちょっとこわそう~な印象な黒川さんなのですが、気取らない話しっぷりが軽快で見ていて楽しかったデス。ではメモφ(.. )


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151回直木賞受章作は、ヤクザと建設コンサルタントのコンビによる疫病神シリーズの5作目。
選考委員の伊集院静氏コメント紹介では、「読み物として非常によくできている。出だしで登場人物の心象風景などいっさい書いてないのにここまで読ませるのは素晴らしい。敬意を表したい」と。
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波門の内容:映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮は、資金回収のため、関西とマカオを奔走する。巨額の資金をめぐる争いはやがて組同士のトラブルに発展し、桑原にも絶体絶命の危機が! (amazon bookデータベースより)
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黒川博行(くろかわひろゆき):1949年、愛媛県生まれ。京都市立芸術大彫刻科卒。大阪府立高の美術教師を経て、83年「二度のお別れ」でデビュー。直木賞候補は2008年の「悪果」以来。大阪府羽曳野(はびきの)市在住(プロフは東京新聞記事より)。

Q.昨日が発表ということでお気持ちはどうですか?

黒川さん-- ほっとしました。5回候補になってとれなかったのはしんどいものがありますね。(今回とれて)これでもういいんかな、これでもう候補になることはないなとね。

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ここで過去の直木賞候補作品を紹介していました
1996年 カウント・プラン (文春文庫)  116回直木賞候補 
1997年 疫病神 (新潮文庫)  117回直木賞候補
1999年 文福茶釜 (文春文庫)  121回直木賞候補 
2001年 国境 (講談社文庫)  126回直木賞候補 
2007年 悪果 (角川文庫)  138回直木賞候補 
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Q.リアリティがあって念入りな取材をしていると聞きますが?

黒川さん-- 大阪府警の4課の警部とか、現役ではないけど。あとは主に新聞記者に聞いて、事件があったら裏がどうなっているかを聞いて、アレンジして書くというのがやり方。一から自分ではない。

Q。黒川さんといえば軽妙な会話が特徴ですが、なぜ会話が多い?

黒川さん-- それは僕のスタイルだから。大阪人であるとであるというのもあるけど。とにかくしゃべるんでね。
読者をいかに楽しませるかというのは、僕の場合は会話で転がせる小説ですから会話が死んでしまったらもうダメ。

著書の言いたいことが面白いセリフに含めて読者に知らしめることができる、それが(作家生活)30年の時間で習得したテクニックかなと。

読者に少しでも楽しみを与えられたら著者にとって非常にうれしいことですよ。

もう65歳ですよ。70まで注文があれば(書いていこう)と思っていたけれどこれで頑張ろうという気になったというか。「もう少し頑張って書きなさい」と言われてるのかなと。

Q。作品を通して伝えたいメッセージってなんですか?

全くない。もともとないからね。4~5時間、その時間楽しんでもらえれば。

Q.直木賞の副賞100万円は何に使う?

黒川さん-- ビジネスクラスでマカオに行こうかなという話が出てる。

ここで、インタビュアーの早川真理恵さんが黒川氏を黙らせてしまうハプニング(笑)

真理恵 奥様も一緒ですか?
黒川  「そりゃそうですよ」
真理恵 「ラブラブですね」
黒川さん「・・・・・・(無言)」

しばらく間をおいて
「嫁さんが世の中でいちばん怖いし・・・」

でインタビュー終了~~~。怖そうからカワイイ印象にイメージが変わってしまいました(笑)

ストーリーにもマカオが出てくるそうです。黒川さんは直木賞の発表を待つ間、雀荘で待っていたそうなのでギャンブル好きなのかな。それにしても本を通して伝えたいことは「まったくない!」と言い切っていてウケました。むしろエンタメ性を感じますね。この手のハードボイルドものは手を出さないので読んだことなかったけれど読んでみよう~~。図書館の予約見たら「破門」は78人待ちだったので、とりあえず他のから読んでみます。

゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆ブランチ出演者の感想コメント゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆゜゚*☆*☆*゚ ゜゚*☆
早川真理恵さん「ハードボイルドだけど女性でも読みやすいと思う。先が気になってどんどん読んじゃう。面白くて1時間半くらいで集中して読んでしまった」

市川真人のピックアップの一文  ”臨機応変、変幻自在の出たとこ勝負”
「ストーリーの中で登場人物がマカオに行くシーンで、そのために来たんじゃないって思いながらギャンブルをしてしまう。そこで、弱者の魂が描かれている。正義を持つんだけど貫きとおせないのが人間の心理。それが描かれていて、実は、作品全体を貫いている部分でもある」
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