kominka

テレビ東京で放送していた「パパは外国人~国際結婚夫婦の家に行ってみた~」という番組に出てきた超~倹約家のアメリカ人夫の話をみた。

着ているスェットは義理妹からのおさがり、スマホも誰かからもらったという旦那さん。

買い物先のスーパーで向かった先は、スーパーでみかけるちょっと痛んだものや見切り品の安売り棚。アメリカではそんなしくみがないから驚いたそう。確かに、日本ならではのシステム。

そのあとは、パン屋でパンの耳50円を購入。

「これだけ買うと嫌がられるかもしれないけど、買います」と。倹約家に徹するには恥ずかしがっていてはダメだと話していた。

流木をとってきたり、自分で額作ってかざったりと、食物もそうだが、ケチというよりは、捨てられてしまう運命だったものを救ってあげているようにも見えた。

今住んでいる家の家賃は6万円でもっとやすい場所を探しているという。日本の文化に興味があって、古民家に住みたいと。「夏に縁側にたったら風が気持ちいいでしょー」と。

<古民家探し~昭和当時のアンペアだと今の家電がひとつ分も足りない衝撃>

1万円で見つけた古民家に下見にいく。最寄駅から徒歩80分の場所。(下見は車で行ってます)
----------
玄関先に置かれた大きな石、

ぐるぐる時計回りに回してあけるカギ、

開き戸、玄関わきの納戸におかれた乳母車、

桐のタンス、

84年製のブランカンテレビ、
-------------

昭和のときが止まったままのような家だった。

そんなひとつひとつに感動しているアメリカ人の旦那さん。

ここに住みたいけど、問題が発生。


きちんと処理されていない下水は、今の建築法に当てはめて工事が必要。

電気は、アンペアがまったく足りていないので電気工事が必要。

そこに備えられた当時のアンペア数では、今の電子レンジひとつを使ったらアウト、テレビをみたらアウト、エアコン使ったらアウトという業者さんの説明・・・。

と、ここで、どれだけ今って、それぞれの家庭で電気使っているんだろうってしみじみ思った。

20年くらいの間に、こんなにも多量の電力を必要とする数々の家電をどんどん売っていて、みんなが使うようになっていて、それでいて原発反対とか反対じゃないとかなんだか不思議なことになってしまったんだなあと。いったい、昔はどんな風に生活していたんだっけ・・・

今更ながらはっとさせられた気分だった。

と、そんなことを思っていたら、

番組では話が続いていて、業者さんの見積もりが200万以上かかるとのこと。100万ずつ折半できないかと不動産やさんに相談するも、交渉ができない物件とのことで、今回はあきらめたアメリカ人の旦那さん。

現在も、下水完備、月額家賃のお安い古民家を探しているそうで、ご近所に「探しています」ポスターを貼ってまわっていました。

いい古民家見つかるといいですねぇ。