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中尾ミエさん、ここ2~3年、テレビでの露出がまた増えて、すごく生き生きされているなと感じていました。以前から好きなタレントさんの一人ですが、最近はいい意味でアクが抜けたというか、華やかなままに落ち着いているというか。それでいて存在感があってと、気になっていました。その中尾さんが、ノンストップ!(フジテレビ系、9月15日放送)で終活について語っていたので、その言葉をメモφ(.. )


16歳でデビューして伊藤ゆかりさんや園まりさんと3人でスパーク三人娘として世間に知られる。カワイイベイビーって有名ですよね。

~理想は生前葬 死んでからじゃつまらない~
7年前から介護をテーマにした舞台をプロデュースしてきているそうです。高齢者たちがバンドを結成して生きる気力を取り戻すコメディミュージカル「ザ・デイサービス・ショウ(10月3日~12日)」という舞台があって、中尾さん自身が介護施設を回って作ったストーリーだそうです。

中尾さん:-老人ホームに行ったりなんかして、いろんなところにいってみてて、ちょっと待てよ~、わたし、世の中的には十分 高齢者の部類なんだって・・・気が付いて。ああ、そうだ他人事じゃなくて自分のことなんだって思って

じぶんたちがやらないと、待ってられないのよ。もちろんそれはいつか自分がいくかも知れない環境だから、それは環境づくりをいまのうちにしておきたいなとは思ってます。

舞台を通じ終活を意識し始めたそう。

ミエさんにとって終活って必要なもの?
中尾さん:もちろんそうですよ。誰にでもくることだから・・・。本当に他人事、と捉えないほうがいいよ・・・ふふふふ、・・・若者も。

昔はいろんなことを10年サイクルで考えてたんだけど、もう今10年サイクルなんてとても考えられない。一年後できたらまた一年考えればいいことだし。ただ一年ってあっと言う間ですよ。

60歳を過ぎた頃から真剣に終活を真剣に考え始めたという中尾さん。自分の最後の場所は舞台がいいと。

中尾さん:私はもう最後まで舞台に立って、みんなに迷惑をかけながら。 バタンといけるのが一番の理想ですねぇ。うたっている最中でもいいわね。

理想は生前葬。ボケてないうちにいろんな人があつまってくれて、言いたいこといってくれて、そういうの見られるって楽しいじゃない。死んでから来てくれたってわからないもんねぇ。

知人の生前葬に出席して、友人たちが本人を前に思いを語ることに感動をうけたため。

中尾さん:私は家族がいないので墓参りする人がいない。なのでお墓はいらない。どんなに功績を遺した人だって、
忘れられた人はたくさんいるんだから、たかだか私なんか忘れられようが何しようがしょうがない。

~財産は残しちゃいけない、絶対もめる~
死んだと後お金をかけるのもったいないから。財産とか残しちゃいけない。争いのもとだから。絶対もめるんだから。残しちゃダメ。


現 在は、両親が住んでいた家をアパートに建て替え仲間に貸しているんだとか。他の番組で見たことありますが、若い世代の人がアパートに住んでいて、行き来も あって何かあったときもお互いに助けになる雰囲気でした。「ビジネスにはなっていません」と話していましたが、一人きりの老後でもなく、他人に迷惑かけす ぎるのでもなく、ほどよい距離が保てていいなと思いました。

中尾さん:もう一軒アパート作ろうかなと思っているんですよ。みんなが知り合いだから、帰ってきたときに明かりがついているとほっとするっていいますね。食べ物残ったら取りにおいでみたいなのもあるし。

~本当に老いる前に趣味を見つけておくことの重要性~

最後に老後の趣味についての言葉が一番印象的でした。
中尾さん:父親の最期みててつくづく思いました。本当に年をとってから趣味をみつけるのは無理なんですよね。元気なうちにこれがあると嫌なことでも忘れられるというのものを見つけ出して・・・

人生の最期まで打ち込めるものの必要性を感じたという中尾さん。これは私もつくづく実感しています。仕事一筋だった母親がなんの趣味もなく、いま老後を迷い中なので。

中尾さん:人生の最後の最後まで、自分たちがやれることを・・・自分たちがやれることを自分たちで作り出さなきゃダメなのね。やりたいと思ったらすぐやらないと、来年どうなるかわからないから。

中尾さんが人生の最後までやり続けたい趣味とは?
60歳を過ぎてから終活のひとつとして、苦手だったことに挑戦するようになった。「長生きをしても知っている世界は限られている。知るチャンスを逃したらもったいない」と思って挑戦したそうです。

中尾さんが苦手を克服したもの
書道や絵 水泳
料理教室 包丁が使えるようになった 15歳から芸能界入りしたのでしていなかったそう。また、先生が若い男の子でよい出会いになったとか。

そ ういえば、以前、Eテレの「趣味Do楽」という番組で城戸真亜子さんが先生になって、中尾さんが絵画を習っていました。その番組をみていて私にも描けそ う~楽しそう~と思った記憶がよみがえってきました。あれ、また再放送してほしいなぁ。あ、話が飛んでしまいましたが、中尾さん、以前の武田鉄也さんの同 じく、衰えてからではなくて、衰え始めをチラッと実感した頃にこの先の人生を考える作業をしている人たちって顔つきが変わるあぁと思ったのでした。それと 財産で絶対もめるっていうのも実感こもってました。それなりの歳になっていろいろ見聞き経験したことをどう受け止めるかで後半の人生大きく変わってくる気 がします。

ところで、アマゾンで終活関係の書籍を探して見たら、終活なんておやめなさいなんてタイトルの本もあってどっちやねん!ってなりました(笑)。