movie

放送大学のチャンネルに合わせたら、「放送メディアのアクセシビリティ」というテーマでの授業をやっていて、ちょっとした興味でそのまま最後までみてしまった時のメモ。ちなみに、この放送は、”情報社会のユニバーサルデザイン”という科目の13回目の授業だった。放送授業の中では、テレビや映画、インターネット配信 での字幕や音声解説について話をしていた(2015年7月5日放送分)。

米国では、字幕付けないで大手エンターティメント会社が告訴された話とか、テレビの番組とCMとでは放送システムが違うので字幕を簡単につけられないとか、音声にも透かし技術がって「おと見」というスマホアプリで字幕や音声ガイドの情報をえることができるとか・・・知らないことばっかりだったのでメモφ(.. ) しました。

メモ1.米では義務化、字幕をつけない大手エンタメ会社が告訴される
アメリカでは字幕や音声解説が義務付けられているそうだ。TV で字幕がつけられている番組はインターネットでも字幕をつけなければならない。実際に2011年には、インターネットでストリーミングがされた映画とテレ ビの大部分に字幕がなかったとして、大手エンターティメント会社が告訴されたという。

「21 世紀の通信と映像アクセシビリティ法」という法律で、後でネットで調べてみたら、こんな文献を見つけた。
2010 年 10 月 8 日にオバマ大統領が署名した CVAA は、障害者が収めた大きな勝利であり、1990 年のアメリカ障害者法(ADA)以降、アクセシビリティの分野で最も重要な法規制とみられています
21 世紀の通信と映像アクセシビリティ法:これだけは知っておこう より抜粋

メモ2.YouYubeでの字幕起こし、オバマ大統領のメッセージが35か国に翻訳も
音 声認識のシステムを使って、字幕を起こすサービスがあり、ボランティアがみんなで入れていく。アマラプロジェクト 非営利団体。一挙にいろいろな国の人た ちが参加できる。オバマ大統領のメッセージが35か国に翻訳された。オンラインビデオを提供する会社は字幕をつけなくちゃいけない。

メモ3.
日本の劇場で公開されているアニメのアクセシビリティ
メディアアクセスサポートセンターによる調査結果。
〇2011年、映画アニメ劇場公開441作品 
聴覚障碍者用字幕14% 未対応85% 視覚障碍者用音声ガイド0.1%

〇2011年国内で販売されたDVD&Blue-Ray 8669タイトル 
4%聴覚障碍者用字幕字幕 0.1%視覚障碍者用音声ガイド 未対応 96%

ユニバーサルデザインコンサルタント松森果林さんのコメント(松森さんは小学4年の頃に聴覚障碍を持ったそうです)
途中で耳が聞こえなくなって家族と一緒にテレビを楽しめなくなって一時期テレビが大嫌いになったことがあった。5年位テレビをみない時期があった。
メモ4.スマホアプリ「オト見

オ ト見というシステムは、無料で使えるスマホ用アプリを使って、映像とともに字幕や音声ガイドの情報を得ることができるというもの。スマホにダウンロードし て使えるが、映画館などでは盗撮防止のために貸出用の端末を用意している。スピーカーからでる音声をマイクが拾って、”透かし技術”によって埋め込まれた 字幕や音声ガイド情報と同期させる。映像に使われていればDVDなどでも楽しめる。

メモ5.CMの字幕化。花王は全CMでトライアルをしている


番 組とCMの放送システムが違っている。2010年にはじめて字幕をつけるトライアル放送を始めた。花王株式会社、すべて字幕をいれて継続的にトライアル放 送をしている。家族と友人との会話。消費者のひとり。対象外の人をマーケティングに取り込むこともできるのではないか(松森さん)

このこと聞いて、やるな、花王さん!花王さんの株でも買おうかなぁなんてふと思ったのでした。メモおわりますー。

参考:放送大学、放送メディアのアクセシビリティ第13回のシラバス 
担当:広瀬 洋子 (放送大学・教授) 関根 千佳 (同志社大学・教授)
”欧米ではテレビやビデオ、ラジオやインターネット放送において、字幕や音声解説が義務付けられ、多様な人がリアルタイムに情報にアクセスできるようになっ ている。日本でもその動きは加速している。字幕はテキストがあれば、映像資料の検索や外国語への変換なども簡単にでき、今後その重要性は増していくだろ う。本章では、その仕組みや技術、カバーする法律や制度について、社会歴史的背景も交えて解説する”