book

今朝のノンストップのインタビュー。あぁ、金八先生も老いの壁にぶつかっていたんだなという驚きでした。

武田鉄矢さんが20年近くもうつ状態に悩まされていたと、それをふっきれたきっかけがC.G.ユングの言葉だったと言っていました。(ちなみに、”うつ病”と”うつ状態”とは違います。)
始まりは「101回目のプロポーズ(91年)」で活躍していた頃、仕事が多忙で”うつ状態”になり、それが20年近く続いたそう。さらに3年前に大病をして「老いへの恐怖」を感じた時に救ってくれたのがユングの言葉だったそう。

武田さんインタビューから(ノンストップ:フジテレビ10月7日放送)

--武田さん
何をやるにもやる気がでない
人生の疲れがいっぺんに出てくるっていうか
考え方がやたら暗くなるんですねぇ

何週間か事務所が休みをくれると、これっきり仕事がこないんじゃないかとか・・・
そんな風にしか考えられなくなってた

「最近眠れない」とか言ってたよね、とメンバーの千葉さんと中牟田さん。しかし、はっきりとはメンバーや家族にその状況を知らせてはいなかったと言います。

--武田さん
パパ頑張ってが重荷になることがあるもんね。自分の不調を女房やこどもに知られて「がんばれ!」って言われるとなおつまづくことがあるよね

そして、2011年、大動脈弁狭窄症にかかった武田さん。そこで老いへの恐怖を感じたと言います。救いになったユングの言葉について次のように語っていました。

--武田さん
G・G・ユングっていう心理学者の本だったんだけど、この人のセリフに書いた言葉にものすごく打たれて・・・

人生は山登りに似ている
山へ登ったかぎりは 降りなければなりません
山へ登ったということは登って降りたということです。
山へ登りっぱなしのことを遭難したといいます

若い時は日本中の人におれの名前をしってもらうために必死になって努力したけれど
今度は、やがて日本中の人から知られなくなるっていう
そういう努力をしないとダメですよ
っていう、そういう自分が出てきたんだな、と。
------------------

「人から知られなくなる努力」って本当にそうだなあとしみじみ。人生後半戦は、いろいろくっつけてきたものをそぎ落としていく作業なのかなと思います。なかなか難しい作業です。

そして、金八先生が壁にぶちあたってたどり着いたのがユングだったのを知ってなんだか嬉しくなりました。

武田さんといえば、なんとなくいつも哲学的な話をする印象があるのですが、悩める人っていうか考える人ってあるタイミングで内側にこもって自分と語り合うのですよね(そのツールが本なのかなと思います)。そういえばフロイトと別れてからのユングも、自分の中のモヤモヤから脱却するのに6年近くかかったそうです。

話はちょっと外れるのですが、心理学対決!フロイトvsユング (史上最強カラー図解)という本がフロイトvsユングの違いをざっくり知るのにわかりやすいです。